Life in NY

アメリカ ニューヨーク州立大学 ニューパルツ校での交換留学日記

交換留学でもらえる奨学金 業務スーパージャパンドリーム財団

 

今日は交換留学生が申請することができる奨学金について紹介します!

私は日本で通っている大学の協定校に大学間協定留学というかたちで留学しているので、日本の大学の学費を払えば留学先の大学の学費(tuition)は日本の大学が負担してくれます。

それでも寮費と寮で提供される食事の費用、加入義務のある保険等で一学期につき90万円近くの費用が日本の大学の学費以外にかかってます。大学に入学してからアルバイトで貯めたお金で留学しているのですが、正直かなり厳しいです。

 

そこで私は業務スーパージャパンドリーム財団の奨学金をいただいて留学しています。

基本的に日本の大学に在籍し、交換留学をする人であれば家庭の収入制限もなく申請できるはずです(募集要項で確認してみてください)。大学を通して案内が来るはずです。

1カ月あたり15万円が2か月ごとに支給されます。他の留学用奨学金との併用は禁止ですが(航空券のための助成金等は除く)、かなりの額を支給してもらえる奨学金です。

 

選考は一次が書類選考、二次が面接です。

一次の書類選考では留学の動機や学習計画、自己アピールを書き提出します。トータル3ページくらいだったと記憶していますが、結構大変でした…

 

二次の面接については私の経験を詳しく書こうと思います。というのも、私が面接直前に、少しでも情報を集めようと検索したのですが、ほとんど面接に関する情報がなかったことがこのブログを始めたきっかけの一つだからです笑

 

まず、面接は神戸であります。私は新幹線で日帰りで行きました笑

服装指定はありませんが、全員スーツを着ていたので、それが無難だとは思います。

面接は学生が10人に対して、面接官が4人の集団面接でした。

控室に行くと「留学に対する思い」を1分で述べてくださいと掲示してあり、面接までの待ち時間を使い1分のスピーチの準備をします。

面接が始まると全員一通り自己紹介をした後、1分間スピーチを行います。これは事前に準備時間が与えられているため、かなり時間にはシビアでした

その後、留学中に学業以外でやりたいことと、将来やりたいことをそれぞれ順番に聞かれました。

後半は大喜利形式です。挙手して指名されれば、質問に回答できます。

ここでは、女性は社会的弱者だと思うか、女性は男性に比べて成績がいいのか、といったことを質問されました。というのも、私の面接グループは10人全員女子で、女性は一般に社会的弱者だと言われているけれど、これだけの教育機会を得られている自分たちは本当に「社会的弱者」なのか、ここにいる全員の成績がいいのだけれどそれは男女の知能の差があるということなのかというような話になったからなのです。つまりここからは面接官はあらかじめ用意していた質問ではなく、その場の話を膨らませていくような面接の仕方をしていたと思います。

最後に私たちのグループは朝鮮王朝に嫁いだ最後の日本人女性についてのドキュメンタリーを見て感想を求められ、面接が終わりました。

 

面接官の言葉で、いい子の殻をやぶって本当の姿を見せてほしいというようなことを言われたのが印象に残っています。

ある程度成績が良くて、留学しようとしている人たちが面接を受けると正直模範解答を模索する、いわゆる演じているいい子になりがちです(私は特に)。面接官の方々が質問していく中で、その殻を破ろうとしているのが伝わってきました。そういう意味で、個性を大事にしてる面接だったと思います。

もう1つ印象に残っているのは、君たちに奨学金を出すことで奨学金を出す側にもメリットがあると思えなければ奨学金は出せないと言われたことです。当たり前ではあるんですが、自分のやりたいことを伝えるだけではなく、自分が留学することで社会にどうその利益を還元できるのかアピールすることがどんな奨学金であっても大事だと思います。

 

長くなりましたが、今日は業務スーパージャパンの奨学金について紹介させていただきました。これから大学で交換留学をするという方は是非参考にしてみてください!