Life in NY

アメリカ ニューヨーク州立大学 ニューパルツ校での交換留学日記

新型コロナウイルスへのアメリカの大学や奨学金の対応

世界各地で新型コロナウイルスの被害が出ています。今回はその生活への影響を留学生の視点からお伝えしたいと思います。

 

州政府の決定を受けて私の留学先大学でも全ての授業が学期の終わりまでオンラインになることが決定しました。

寮などの施設はそのまま開けておくという話ではあるのですが、現地の学生のほとんどは実家へと帰り、生徒数が少ないためダイニングホールやコンビニなどキャンパス内の飲食店も閉まってしまい、生活はかなりし辛い状況です。

記録としてもここに現状を残しておきたいと思います。

 

3/11 州政府より3/19から今学期いっぱいの全ての授業をオンラインに移行するよう指示が出る

  大学からは春休みを当初の予定より1週間延ばし、3/14-3/29にすると連絡がある

  教授陣によるとこれは大学側がオンライン授業への準備期間として春休みを延ばしたそう

3/12 大学から今学期全ての授業をオンラインにすると正式通告

3/13 帰省しもう大学に戻らない学生たちは大学内通貨をなんとか消費しようと買い占め

   大学内の飲食店やコンビニから商品が消える

3/14 春休み1日目

   ダイニングホール含む全てのキャンパス内の飲食店が閉鎖

   図書館も長期休暇中として平日のみの短縮開館に

   ジムは閉鎖

 

もともとはこの春休みを利用して、フロリダのディズニーとDCの桜祭りに行く予定だったのですが、

どこに行くにしても多くの感染者が出ているNYCを通らなけばいけないこと、ディズニーの臨時閉園が決まったこと、多くの国で国境封鎖や渡航制限が行われているため万が一の場合に日本に緊急帰国する準備をする必要があること、などから中止することにしました。

 

しかし、図書館もジムもなくキャンパス内で食事もできない、ほとんどの学生が帰省しているとなると本当にすることがありません。

徒歩30分ほどの場所にある最寄りのスーパーも買い占められているのか、明らかに商品の数が少ない様子でした。

課題は出ていないわけではないのですが、緊急帰国を視野に入れて対応を考えることで頭がいっぱいで、ようやく課題をしようという心の余裕が生まれてきた感じです。

 

本来私が受給している業務スーパードリームジャパン奨学金というのは、留学を中断した場合それまで受給した分も含め全額返済義務があるのですが、今回は状況が状況なので、返済義務を課さないことを考えてくださっているそうです。

そのような状況を鑑み、留学先の何も開いていないキャンパスでオンライン授業を受けるのか、帰国した上でオンライン授業を受け続けるのか、留学を中止し日本の大学に復学するか考えていきたいと思っています。

 

みなさんも手洗いをしっかりしてお体を大切にしてください。